「顔面神経麻痺」あるいは「ベル麻痺」という疾患をご存知ですか？

原因の多くは単純ヘルペスウィルスの再活性化（顔面神経の奥で眠っていた

常在菌であるヘルペスウィルスがストレスや過労などをきっかけに暴れまわる）

によって引き起こされる、とされています。

症状は片側の顔面神経麻痺です。

顔面神経は顔の筋肉（表情筋）を動かすための運動神経です。

つまり、麻痺した片側の顔が動かなくなります。

顔の表情筋が麻痺すると、その側の顔全体が垂れ下がった様な

状態になります。

では実際の症例です。

ベル麻痺は早期に治療をすれば、後遺症を残すことなく回復しやすい疾患ですが

重篤な場合は後遺症を残すことがあります。

不幸にして後遺症が残ってしまった場合は、片側だけのフェイスリフトが有効なことがあります。

症状は顔の片側だけの弛みの状態なので、片側だけを引き上げることによって、

左右全く同じにはなりませんが、かなり近づけることは可能です。

ベル麻痺は１０万人に２０～３０人の割合で、男女の性別なく、あらゆる年齢で

発症します。

突然起こる片側の顔の麻痺症状に気付いたら、まずは耳鼻科を受診しましょう。

早期治療が大事です。

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