横浜で働く美容外科院長の美容整形ここだけの話

横浜で働く美容外科院長の美容整形ここだけの話

横浜美容クリニック院長 白井邦雄が、美容整形の症例のご紹介や解説、美容整形に関する話題、日々の出来事などをお届けするブログです。

横浜美容クリニック院長 白井邦雄が、美容整形の症例のご紹介や解説、美容整形に関する話題、日々の出来事などをお届けするブログです。

  • 40代の症例
  • 50代の症例
  • 目の周りのタルミ
2024.09.12

上まぶたのタルミと眼瞼下垂 (画像あり)

加齢とともに上まぶたの皮膚もたるんできます。
上まぶたのタルミを「眼瞼下垂」と診断して、高い金額を要求している美容外科も多いです。
本当の意味での「眼瞼下垂」は実際は非常に少ないです。

加齢により、元々二重まぶたの方は徐々に二重も幅が狭くなっていき、一重まぶたの方は
徐々に重たいまぶたになり、さらにタルミが進むと上方への視界が遮られてしまいます。

大手の美容外科などでは、よく「眉下切開」という施術名を目にします。
眉下の皮膚を取り除いて縫い寄せるだけの手術なので、経験の浅い若い医師でも簡単に
出来る手術です。

上のイラストは眉下切開の切開部分を示した図です。
イラストのように、切除する皮膚は弛んでいるまぶたからは距離があるため、タルミが少ない
場合に限ります。

本当に加齢によるタルミがある方に対しては適応にはなりませんし、行っても
直ぐに元に戻ってしまうので、皆さんご注意ください!

40代以降の方で上まぶたのタルミがある方に対しては、直接二重まぶたのライン上で切開して、
上まぶたのタルミを取り除き縫い寄せる方法が最も効果があります。
傷跡は二重のライン上になるので、眉下切開よりも目立ちません。

上の写真(画像)は40代女性の上まぶたのタルミ取りのビフォーアフターです。
特に右目のタルミが多く、重たい印象の目元に見えるため、左右の二重の幅をそろえ、
重たいまぶたの原因の一つである眼窩脂肪も同時に取り除きました。
この程度のタルミでも「眼瞼下垂」と診断されてしまうことがあるようです。

上の写真(画像)は50代男性の上まぶたのタルミ取りのビフォーアフターです。
上まぶたのタルミにより上方視野が狭くなっているため、眉を上げて目を開こうとしています。
術前と術後の眉の位置の違いに注目してください。
術後は目の開きが良くなったため、無理に眉を上げる必要が無くなり、自然と眉の位置が
下がっていますね。

上まぶたのタルミがある方に対して、売り上げ優先で「眼瞼下垂」という診断をされてしまうことが
多いですが、ほとんどの場合は眼瞼下垂の手術をしなくても、タルミ取りの手術で
驚くほど上方視野が改善されますので、「眼瞼下垂」と言われた方は、ぜひ当院に!