横浜で働く美容外科院長の美容整形ここだけの話

横浜で働く美容外科院長の美容整形ここだけの話

横浜美容クリニック院長 白井邦雄が、美容整形の症例のご紹介や解説、美容整形に関する話題、日々の出来事などをお届けするブログです。

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  • 美容皮膚科(スキンケア)
2019.07.03

粉瘤(ふんりゅう) (画像あり)

「粉瘤」(アテローム)という皮膚の疾患があります。
皮膚の「おでき」に近いものですが、おできではありません。
身体中のどこにでも出来る皮膚の良性皮下腫瘍です。
何らかの理由により、毛穴の一部が内側にめくれて袋状の構造物になると、
その中に脱落した角質や皮脂が溜まり、徐々に大きくなっていく皮膚の良性腫瘍です。
時々、感染により炎症を引き起こし、赤く腫れあがることがあります。
上記の炎症性粉瘤にならない限り、放っておいても問題ありませんが、出来れば
早い段階で治療をしておいた方が、負担が少なくて済みます。

上の写真、イラストは粉瘤を示したものです。

治療法は表皮を切開して(どの程度切開するかは粉瘤の大きさによります)、中の被膜ごと
全部摘出します。
被膜を残すと再発することがあります。
早い段階で治療をすると、傷は1センチ程度で済みます。

なかなか治らないおでき(脂肪の塊)に気付いたら、早めの治療が効果的ですよ。