横浜で働く美容外科院長の美容整形ここだけの話

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横浜美容クリニック院長 白井邦雄が、美容整形の症例のご紹介や解説、美容整形に関する話題、日々の出来事などをお届けするブログです。

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  • 目(二重まぶた・目頭切開・涙袋)
2015.07.08

埋没法 挙筋法と瞼板法、どちらがいいの?

美容外科では一番人気の二重まぶた・埋没法

昔も今も埋没法を受けられる方は男女ともに非常に多いです。

男1前 男1後

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埋没法2点留め3点留め4点留め挙筋法瞼板法、等様々な名前が付けられています。

今回は挙筋法瞼板法について、それぞれの違い、利点、欠点などをご説明しましょう。

 

最近はほとんどの方がインターネットを利用され、情報がすぐに手に入る時代ですが、

その情報も、正しかろうが誤っていようが、固定化して広まる傾向にあります。

例えば「Aは赤色らしい」という情報が入ると、瞬く間に「Aは赤色」という情報に変わり、

「Aは赤色」という情報があっという間に世の中に広まります。

真実は「Aは赤色のことが多いが、黄色や他の色の場合もあり得る」だったのに、

一足飛びに「Aは赤色」で固定化して広まってしまいます。

 

挙筋法瞼板法もその例外ではありません。

今や、埋没法「挙筋法」?と聞くと、元に戻りにくい、眼瞼下垂になる、

「瞼板法」?と聞くと、元に戻り易い、まぶたの裏側に糸が出やすい、等の答えが返ってきます。

「埋没法」?・・・埋没法挙筋法が良くて瞼板法はだめらしい・・・

 

ある日、当院に埋没法希望でいらした患者さんから質問を受けました。

「元に戻らない挙筋法でやりたいんだけど、後で眼瞼下垂になるって本当ですか?」

まさに「Aは赤色」です。

 

挙筋法は、確かに瞼板法よりは戻りにくいですが、戻ることもあり得ます。

また、瞼板法は決して元に戻り易いわけではありません。

挙筋法瞼板法より糸がきつく締まるので、戻りにくい半面腫れやすいです。

腫れた時のピークが眼瞼下垂のように見えるだけで、眼瞼下垂になるわけではありません。

瞼板法はまぶたの裏側に糸が出る可能性がありますが、出易いわけではありません。

確率は極めて低いです。

つまり、埋没法挙筋法が良くて瞼板法が悪いわけでは決してないのです。

 

当院では挙筋法瞼板法の特徴を生かし、使い分けています。

出来るだけ元に戻りにくいよう挙筋法で行う事が多いですが、瞼板法で行う事もあります。

例えば、かなり幅の狭い奥二重を作る場合、挙筋法で行うと食い込みが強過ぎて

上まぶたのまつ毛部分が外反して裏の結膜の一部が見える場合があります。

したがってこの場合は瞼板法で行うのがベストです。

 

大事な事は、患者さんにとって最良の方法を選択してあげることなのです。

 

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