埋没法を希望される患者さんから「２点留めと３点留め、どちらがいいですか？」

という質問を時々受けることがあります。

２点留めと３点留め。まず、留める位置が違います。

上の写真は２点留めの糸の位置です。　　　　上の写真は３点留めの糸の位置です。

一般的には２点留めは幅の狭い二重、末広型の二重を希望される方に適応になります。

上の写真は２０代女性の埋没法２点留めの術前と術後です。

東洋人に合った、自然な末広型の二重ですね。

この方は出来るだけ目をはっきりしたい、という希望で目頭切開も併せて

行っています。

３点留めは、幅の広い二重、平行型の二重を希望される方に適応になります。

上の写真は２０代男性の埋没法３点留めの術前と術後です。

平行型二重を作る場合は、内側の蒙古ヒダのクセに負けないよう、内側の１点は

比較的内側で留めなければなりません。

したがって内側、中央、外側で留めるのが一般的です。

３点留めは決して２点留めよりもクセが取れにくくするための方法ではありません。

末広型二重を作る場合、２点留めでも３点留めでも二重の形、くせの取れにくさは

変わりません。

平行型二重を作る場合、２点留めだと、将来蒙古ヒダのクセに負けて、末広型に

戻ってしまう可能性があります。

２点留めで十分なのに、３点留めを勧めたりはしませんので、ご安心ください。