切らない目の下の脱脂術。

マブタの裏側（結膜側）を切開して、中の眼窩脂肪を取り除く手術です。

当院でもすっかり有名になったこの手術。全国から患者さんがいらっしゃいます。

この手術は目の下の脂肪による膨らみを改善するのが目的なので、

本来は目の下の弛みが無い、１０代～３０代の方に行っていた手術です。

では、４０代以降の年齢層には適応になるか、ならないか・・・

この手術はあくまでも脂肪を取るだけの手術なので、その方の目の下の

状態によって適応になるか否かが変わります。

つまり、タルミの要素よりも脂肪の要素の方が大きい場合は適応になります。

上の写真は４０代後半の男性の目の下の脱脂術の術前と術後です。

多少タルミの部分は残っていますが、膨らみはほとんど無くなりました。

タルミよりも脂肪の要素の方が大きかったため、効果があった例です。

上の写真は同じく４０代の男性の目の下のタルミ取りの術前と術後です。

同じ４０代でも最初の症例と上の症例とでは目の下の状態がかなり異なるのが

お分かり頂けるでしょうか。

最初の症例は眼窩脂肪の為、パンパンに張って膨らんでいますが、次の症例は

同じ膨らみでもシワっぽく、パンパンに張った感じではないですね。

つまり、脂肪の要素よりもタルミの要素の方が大きいので、切らない目の下の脱脂術ではなく、

目の下のタルミ取りの手術を行いました。

術後はキレイに平らになっていて、傷跡もわかりません。

こうして並べて比べると分かり易いですね。

左の写真が脂肪＞たるみ、　　右の写真が脂肪＜たるみ、　です。

４０代の場合は、その方の目の下の状態が脂肪＞タルミか、

脂肪＜タルミかによって適応になる施術が異なるのです。

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