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加齢による目の下の膨らみに対して切らない脱脂術は? (画像あり)
加齢による目の下の膨らみに対して、切らない目の下の脱脂術(くま取り)を希望される
40代以降の患者さんが相変わらず多いです。
今までもこのブログで何度も何度もお話してきたように、加齢による目の下のタルミに
対しては、切らない目の下の脱脂術(くま取り)(経結膜脱脂術)は全く効果がありません。
切らない目の下の脱脂術(くま取り)はまぶたの裏側(結膜側)から眼窩脂肪だけを
取り除く手術です。
「切らない」という言葉には非常に魅力を感じますが、この手術は眼窩脂肪だけを取り除く
手術なので、目の下の皮膚のタルミはそのまま残っています。
目の下の皮膚のタルミはそのままで中身の脂肪だけを取り除くと、どのような状態になるか
想像がつくと思います。
上の画像(写真)は今まで何度もこのブログでご紹介した50代女性の切らない目の下の脱脂術の
術前と術後です。
当然たるんだ皮膚はそのままなので、中身だけが無くなりシワシワの目の下に
なってしまいました。
もちろん、この方は上記のリスクは承知のうえで手術を受けられました。
また、見かけだけではなく、再発のリスクも考慮しなければなりません。
上のイラストのようにまぶたの裏側から黄色の眼窩脂肪だけを取り除いても、
皮膚のタルミは残ったままなので、奥から黄色の眼窩脂肪がまた前の方にせり出してきます。
つまり、目の下のタルミが多ければ多いほど再発しやすくなるのです。
目の下の皮膚のタルミがある40代以降の方(特に50代以降の方)は切らない目の下の
脱脂術(くま取り)ではなく、目の下のタルミ取りの手術をお勧めします。
弛んだ皮膚も取り除いているので、再発の可能性も低くなります。
上の3組の画像(症例写真)は、いずれも40代の方の目の下のタルミ取りの術前と術後です。
傷跡もほとんどわからず(だから男性の患者さんも多いです)再発の心配もなく、
シワシワの目の下になる事もありません。
どうか「切らない」という言葉に惑わされないように!
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