横浜で働く美容外科院長の美容整形ここだけの話

横浜で働く美容外科院長の美容整形ここだけの話

横浜美容クリニック院長 白井邦雄が、美容整形の症例のご紹介や解説、美容整形に関する話題、日々の出来事などをお届けするブログです。

横浜美容クリニック院長 白井邦雄が、美容整形の症例のご紹介や解説、美容整形に関する話題、日々の出来事などをお届けするブログです。

  • 目の下脱脂(切らない目の下くま取り)
  • 目の周りのタルミ
2024.07.13

加齢によ目の下のタルミは「くま」ではありません。(画像あり)

切らない目の下のくま取り(脂肪除去)はどの美容外科でも盛んに宣伝しており、
大人気の施術です。
「切らない」という言葉は、どなたも惹かれる言葉ですね。
「切らない」と言っても、皮膚を切らないのであって、実際はまぶたの裏側(結膜)を
約1センチほど切開します。

本当の「くま」は色素性(花粉症などによる茶くま、血行不良などによる青くま)の
ものを言いますが、目の下に膨らみがあるとその下が影になり「くま」のように
見えるため、「くま取り」という表現をしているのです。

上の写真は花粉症などによる「茶くま」の方の画像です。

上の写真は睡眠不足など目の下の血行不良による「青くま」「黒くま」の方の画像です。

上の写真は目の下の膨らみによる影くま(色素性による本来のクマとは異なります)の
画像です。

上2組の色素性によるくまは取り除くことができませんが、一番下の影くまは
膨らみを減らすことにより改善します。
ただし、目の下の皮膚のタルミが無いか少ないことが条件です。

今までも何度も何度もご説明してきましたが、、切らない目の下のくま取り(脱脂)は
目の下の眼窩脂肪を取るだけで、加齢によるタルミには全く効果がありません

他の院では(全てではありませんが)、タルミがあろうが無かろうが「はいはい、
出来ますよ」と、高齢の方にも平気で切らない目の下のくま取りを行っています。
当然、タルミは残ったままなので、目の下がシワシワになったり、すぐに再発
(また膨らみが出来る)したりします。

上の写真(画像)はこのブログでも幾度となくご紹介してきましたが、50代女性の
切らない目の下のくま取りのビフォーアフターです。
50代ともなると、目の下の膨らみは弛みが一番の原因なのですが、本人の強い希望で
タルミは取らずに、まぶたの裏側から眼窩脂肪だけを取り除きました。
どの院もガンガン宣伝している「切らない目の下のくま取り」です。

当然たるんだ皮膚はそのまま残り、中身だけが減るので、しわくちゃの目の下に
なります。
また、タルミは残ったままなので、すぐに膨らみは再発します。

50代、60代、中には70代以降の方が、切らない目の下のくま取りを
希望してご来院されます。
宣伝が凄いので、ご自分にも当てはまる、と思われるのは当然だと思います。

加齢による目の下の膨らみは「くま」ではありません。
加齢による目の下の膨らみは、眼窩脂肪だけではなく、目の下の皮膚のタルミも
原因になっています。

40代以降の方の目の下の膨らみ。
何度でも言いますが、加齢によるタルミも原因になっていることを
お忘れなく!
一部の大手美容外科のイケイケ激安広告に惑わされないでください。