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2018.06.06
フェイスリフトの症例解説 2 (画像あり)
今回も若返り希望の患者さんの症例を解説していきましょう。
前回も60代女性のフェイスリフトの患者さんでしたが、今回も
60代女性の症例です。
上の写真は術前のものです。
この方の術前の状態で、目立った加齢現象を表している部分が2か所あります。
一つ目は口角からアゴにかけてのマリオネットラインです。
このマリオネットラインに頬のお肉が垂れ下がった状態になっているので、
顔の下半分の輪郭が四角になっていますね。
このマリオネットラインを目立たなくするには、フェイスリフトの手術が一番です。
皮下の剥離範囲を通常よりも広範囲にして、SMASの引き上げは、皮膚の
引き上げ方向よりもやや上方に引き上げます。
もちろん、強力な支持じん帯であるリガメントの処理もしなければなりません。
前回の症例のように脂肪吸引までは必要ありません。
次に二つ目ですが、目の下のタルミです。
マリオネットラインも目の下のタルミも、皮膚が重力で下方に下垂した状態を
表しています。
上の写真は目の下の皮膚が下方に弛んだ状態を表しています。
頬のタルミの口角部と同じように下方に垂れ下がります。
上の写真は同じ方のフェイスリフトと目の下のタルミ取りの術前と術後です。
頬の垂れ下がりが無くなり、四角い輪郭だったフェイスラインが細くスッキリ
しましたね。
同じく目の下の皮膚の垂れ下がりも無くなり、若々しい目元になりました。
この方にフェイスリフトだけを行っていたら、お顔全体は60代から50代に
若返ったのに、目元だけは60代のまま、という結果になり、バランスの悪い
若返りになっていたと思います。
人によって弛み方も異なります。
その方のどの部分を改善すれば、自然に全体が若返るか、を瞬時に見抜く
医師の経験が重要です。
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