横浜で働く美容外科院長の美容整形ここだけの話

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横浜美容クリニック院長 白井邦雄が、美容整形の症例のご紹介や解説、美容整形に関する話題、日々の出来事などをお届けするブログです。

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  • フェイスリフト(切開リフト)
  • 70代の症例
2018.12.03

フェイスリフト(切開リフト)の症例解説 (画像あり)

今回は70代女性のフェイスリフト(切開リフト)の症例をご紹介します。

この方は年齢の割にタルミが少ない方です。

術前のお顔を見ても、目の周りのタルミもすくないですし、全体的に
シワも少ない方だと思います。
ただ、1か所だけ年齢を感じさせる部分があります。
口角からアゴにかけてのマリオネットラインです。
頬のお肉のタルミが進行して下垂してくると、マリオネットラインが出現し、
徐々に深くなっていきます。

上の写真はこの方の加齢現象を最もよく表しているマリオネットラインを
示したものです。
このマリオネットラインが現れたら、あるいは深くなったら、フェイスリフト(切開リフト)の適応です。
この方のようにマリオネットラインが深い場合は、皮下の剥離範囲を基準よりも
広く行わなければなりません。

上の図は皮下の剥離範囲を示したものですが、赤の部分(基準の剥離範囲)よりも
やや広く、青の部分まで剥離しました。
もちろん咬筋のリガメント(茶色の線)も切離、再固定しています。

上の写真はフェイスリフト(切開リフト)の術前と術後のファイスラインの変化を示したものです。
マリオネットラインが目立たなくなり、フェイスラインのだぶつきがスッキリ改善しました。

上の写真はフェイスリフ(切開リフト)トの正面から見た術前と術後です。
頬の下半分の変化が大きいですね
皮下剥離範囲を広げた分、引き上がり方も大きくなりました。