2017.11.12
鼻尖縮小 (画像あり)
今回は鼻尖縮小(鼻尖形成)についてお話しします。
鼻尖縮小とはどんな手術か、症例をご紹介しながらご説明しましょう。
病院によっては鼻先に軟骨を入れる手術を「鼻尖形成」と呼んでいるようなので、
この場では「鼻尖縮小」と呼ぶことにします。
東洋人い多い「団子鼻」
鼻尖縮小はこの団子鼻を目立たなくすることを目的としています。
クローズド法とオープン法があり、当院では十分な視野が得られ、
かつ鼻先の余分な組織を取り除くことが出来るオープン法で行うことが多いです。
鼻先が丸くて太い人は、左右の大鼻翼軟骨が開いていることが多いので、
左右の鼻翼軟骨の間に介在している余分な組織を取り除き、左右に開いている
鼻翼軟骨を中央に縫い寄せます。
ここで注意しなければならないのは、極端に縫い寄せ過ぎると、鼻先だけが
高くなりすぎて、横から見た際段差が出来てしまいます。
段差が出来ない程度の行うのがコツです。
上のイラストは鼻尖縮小術の術前と術後のものです。
右は術後を横から見た図です。
では実際の症例をご紹介しましょう。
上の写真は40代女性の鼻尖縮小術の術前と術後2週間目です。
鼻先が綺麗に細くなっていますね。
同じ方の術前と術後を下から見た写真です。
鼻先中央が上に持ち上がっているのがお分かりいただけると思います。
鼻柱の赤い筋は切開した傷跡ですが、経過とともに全くわからなくなります。
団子鼻を治したいけど、プロテーゼは入れたくない、という方に向いている
鼻尖縮小術。
お分かりいただけたでしょうか。
でも、本当はI 型プロテーゼによる隆鼻術と併せて行うことをお勧めします。
*鼻尖縮小術に関して詳しくはこちらから。