ニキビのためのケミカルピーリング
ニキビは青春のシンボル、などと言われていますが、
なかなか治らなかったり、跡が残ってしまったら青春どころではありませんよね。
対応を誤れば、重症化して皮膚に凸凹などの瘢痕が残ってしまいます。
大人になれば自然に治るものだから、病気ではないので治療の必要はない、
などと言われていたのは昔の事!
「尋常性挫創」というれっきとした病気で、ニキビは治療しなければならない
疾患です。
ニキビの原因は、「皮脂の過剰分泌と毛穴の閉塞」と「ニキビ菌による炎症」です。
抗生剤や消炎剤の投与で「ニキビ菌による炎症」は改善しますが、
「皮脂の過剰分泌と毛穴の閉塞」は改善されていない為、
お薬を止めると再び悪化します。
つまり、「皮脂の過剰分泌と毛穴の閉塞」を改善しなければ、根本的な治療には
ならないのです。
良くなったり、悪くなったりを繰り返すうちに皮膚が凸凹になり、
毛穴も開いたままになってしまいます。
このようになる前に根本的な治療を早く開始しなければなりません。
治療開始時期が早ければ早いほど、ニキビ跡を残さずに治すことが可能になります。
そこでケミカルピーリングの登場になるわけですが、ケミカルピーリングといっても
一般に行われている美容目的のフルーツ酸(グリコール酸や乳酸など)の
ピーリングではニキビに対しては太刀打ちできません。
そこでうっかり強い濃度で行ったりすると、施術後肌が真っ赤になったり、
皮膚がポロポロ剥けてしまったり、トラブルが生じてしまいます。
当院ではニキビの根本的な治療に、サリチル酸マクロゴールのピーリングを行います。
フルーツ酸のピーリングと違い、PH1.7の強力なピーリングですが、
施術後の肌のトラブルが全くありません。
このサリチル酸マクロゴールが、皮膚の表面の古くなった角質を取り除き、
毛穴に詰まった汚れも排除します。
つまりニキビの根本的な原因である毛穴の閉塞を改善するわけです。
サリチル酸マクロゴールのケミカルピーリングは現在できているニキビを減らして、
また、ニキビが出来にくい肌へ改善する治療です。
しつこいようですが、治療開始が早いほどニキビ跡になりにくくなります。
当院ではニキビが出来やすい顔と背中に対して行っております。
上の写真は顔(主に頬)のニキビに対する施術開始前と施術中(5回目)のものです。
まだ今後も施術を継続する予定ですが、ニキビの数がかなり減っているのが
お分かりいただけると思います。
上の写真は背中のニキビに対する施術開始前と施術中(6回目)のものです。
色素沈着はまだ残っているものの(それでも大分薄くなりました)、
ニキビの数は驚くほど減っているのがお分かりいただけると思います。
今後もさらに治療を継続する予定です。
顔のニキビも背中のニキビも1カ月に1回の割合で定期的に治療を行います。
最低5~6回を、治療効果の目安とします。
なかなか治らないニキビでお悩みの方、跡が残るのが心配な方
早めの治療が効果的です!
ぜひ、サリチル酸マクロゴールのピーリングを!