2016.10.08
なかなか治らない大人のにきび 1 (画像あり)
にきび(ニキビ)が出来る原因は「皮脂の過剰分泌」と「毛穴の閉塞」です。
皮脂の過剰分泌により毛穴がつまり、中に溜まった皮脂を栄養にして
アクネ菌(ニキビ菌)が繁殖することが原因で生じます。
思春期のニキビ(にきび)は、成長期における一時的なホルモンバランスの
乱れによる皮脂の過剰分泌が原因と考えられています。
したがって成長期を過ぎると自然に消退するのが普通です。
これに対して大人のニキビは生活習慣やストレス、環境の変化、お化粧
などが原因となりにきびが生じます。
様々な治療を行っても改善し難いのが特徴です。
上の図のようにニキビ(にきび)は毛穴がつまって角栓で蓋をした状態と、
アクネ菌によって炎症が起きた状態が混在したものです。
当院のにきび(ニキビ)治療の特徴は薬でアクネ菌を退治するのではなく、
アクネ菌の繁殖を防ぐ肌に改善する事です。
角栓に対してはサリチル酸マクロゴールによるピーリングが有効です。
角質を溶かし角栓を取り除くことによって、毛穴の詰まりが無くなり、
アクネ菌の繁殖を防ぎます。
上の写真はニキビちゅりょうコース開始前と開始5回目のものです。
まだ跡が残っていますが、炎症を起こしている赤ニキビは、ほぼ無くなりました。
つまりアクネ菌の繁殖を防ぐ肌に改善したのです。
アクネ菌を退治するだけの治療ですと、抗菌剤のお薬を止めるとまた再発します。