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刺青除去(背中)、レーザー治療との違い (画像あり)
刺青に対する治療法として、大きく分けて切除法とレーザー法があります。
レーザー治療の利点としては傷跡が残らないこと、ダウンタイムが短いことですが、
欠点としては、複数回治療が必要で、何回で終了するかが未定であること。
また、幸運にも刺青の色がほとんど無くなったとしても、刺青の形の輪郭が残る事です。
つまり、刺青が入っていた跡だ、という事が他人から見てわかることです。
刺青の治療を受けるほとんどの方は、刺青が入っていた形跡を消し去りたい、という
のが本当の希望だと思います。
上の画像(写真)は当院で行った背中の刺青除去の1回目の術前と術後1週間目です。
術前の画像(写真)を見ると、色の無い刺青のようですね。
実は他院でレーザー治療を何回も受けた後の状態です。
ほとんど色が消えているので、レーザー治療としては大成功!なのかもしれませんが、
色が無くても、刺青が入っていたことは一目瞭然です。だから当院にいらっしゃいました。
刺青の除去を希望する方にとって、例え色がほとんど無くても、刺青であることが
わかってしまっては、治療の意味が無いのです。
上の画像(写真)ではわかりずらいですが、まだ少しだけ刺青部分が残っているので、
約3か月後に2回目の手術を行う予定です。
傷跡は残りますが、刺青が入っていた形跡は跡形もなく無くなるので、
本人にとってはめでたしめでたしです。
上の画像(写真)はかなり以前にご紹介した症例ですが、やはり他院でレーザー治療を何回か受けて、
ほとんど色が無くなったので「終了」とされたそうです。
色がほとんど無くなっても、誰が見ても刺青とわかる状態なので、就職を目前に控え
慌てて当院に駆け込まれました。
就職の面接まで日にちが迫っている、とのことで無理やり1回の手術で取り除きました。
これで、刺青があったことは誰も気づきません。
何度もこのブログでお話しているように、レーザー治療では刺青の色を薄くすることは
出来ますが、刺青が入っていた形跡を消すことは出来ません。
刺青の形跡を跡形もなく消すには、切除法が一番なのです。
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