横浜で働く美容外科院長の美容整形ここだけの話

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横浜美容クリニック院長 白井邦雄が、美容整形の症例のご紹介や解説、美容整形に関する話題、日々の出来事などをお届けするブログです。

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2016.03.02

Q&A15 Q:上まぶたのタルミと眼瞼下垂は違うの? (画像あり)

上まぶたのたるみと眼瞼下垂は混同され易いですが全く違います。

上まぶたのタルミは加齢による上まぶたの皮膚のタルミです。

したがって年を重ねるにつれ、誰にでも起こり得る状態です。

 

これに対して眼瞼下垂は上まぶたを開く(上げる)筋肉(挙筋)、あるいは

挙筋を動かす動眼神経に異常による開眼障害です。

目が開き難く、上まぶたの皮膚ではなくマブタそのものが下がってしまいます。

原因は先天性のものが最も多く、したがって若い方にも起こります。

両目に起こる事もありますが、通常片目だけの場合が多いです。

症状が重い場合は挙筋短縮術等の眼瞼下垂の手術が適応になります。

タルミ取りの手術では治りません。

 

また、加齢によっても眼瞼下垂になることがあります。

加齢により目を開く筋肉の力が衰え、眼瞼下垂と上上まぶたのタルミとが

混在した状態になります。

この場合、眼瞼下垂自体は軽度な事が多いので、上まぶたの弛み取りの手術で

ほとんどの場合改善します。

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上の写真は50代男性の上まぶたの弛み取りの術前、術後です。

軽度の眼瞼下垂が混在しているので、左の術前の写真では、目を開ける為に

眉が上に引き上がっているのがお分かり頂けると思います。

つまり目を開ける力が弱いので、眉を上げて補助的に目を開こうとしています。

右の術後の写真では、上マブタノタルミと共に眼瞼下垂が改善されたので、

眉を上げる補助的な力が必要無くなり、自然に眉の位置が下りています。

 

上まぶたの弛みと眼瞼下垂は異なるもので治療法も異なりますが、

加齢によるタルミと軽度の眼瞼下垂の場合は、上まぶたの弛み取りの手術で改善します。

*上マブタノ弛み取りの関して詳しくはこちらから

 

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