今回は手首、肘下の刺青切除特集の最終日です。

二の腕（上腕）、背中、腰等の刺青は服装で隠せますが、手首、肘下の部分だけは

半袖の服が着れないので、これからの季節、非常に不便な思いをしなければなりません。

今回は肘下の刺青切除の症例です。

肘下の文字の刺青ですね。そこの部分だけ色が白いので絆創膏を貼って隠していたようです。

肘下刺青切除の術前と術後１週間目の写真です。

これで堂々と半袖が着れますね。

上の写真はいたずらで自分で入れた刺青切除の術前と術後１週間目のものです。

あまり刺青っぽくないですが、目立つ色素の部分だけを取り除きました。

次の症例は、他院で「タトゥアウェイ」という器械により刺青治療を行って、

その跡が気になり当院に来院された患者さんの症例です。

肘下いっぱいに広がった茶色の斑点！刺青自体は確かに薄くはなっていますが、

刺青よりも目立つこの傷跡。診てビックリしました。

刺青除去と同じ要領で、茶色い斑点部分を少しずつ取り除いていきました。

部位は手の甲側ですが、特に手首近くはほぼ半周にわたって斑点が広がっています。

縦軸切除だけでは手首近くの部分は不可能なので、この部分は横軸で切除しています。

上の写真は術前と３回目の術後１週間目のものです。

傷跡は十字になってしまいましたが、左の斑点の跡よりは断然目立ちません。

今までに何度かご紹介している症例なので、途中経過は省かせていただきました。

右の写真は最後の術後１週間目のものなので多少生々しいですが、

日にちの経過と共に薄い筋になり目立たなくなるはずです。

今回はもうすぐ半袖の季節になり、気になる手首、肘下の刺青除去の症例を

３回にわたってご紹介しました。

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