先日、背中の大きな刺青切除の２回目の手術が終了しました。

背中は、当院の刺青切除の部位別では、二の腕に次いで多い部位です。

場所柄、比較的大きな絵柄の刺青が多く、数回に分けて行うことが多いです。

今回の刺青の絵柄の形は横長の左右に広がった絵柄で、腰の刺青にも

多い形です。

手術を行う側（他でもない私ですが）にとっては、非常に苦労する手術になります。

手術台の右側に行ったり、左側に行ったり、そして大変なのが中央部・・・

手術が終わった後は腰がパキパキで・・・

では、実際の症例をご紹介します。

上の写真は背中の刺青切除の術前と１回目の術後１週間目です。

複数回に分けて行う場合、２回目以降は皮膚の伸展性が極端に悪くなるため、

最初の１回目の手術で出来るだけ多く切除しなければなりません。

上の写真は２回目の刺青切除の術前と術後１週間目です。

１回目の手術からちょうど１年後になりました。

あれだけ大きな刺青が完全に無くなりました。

患者さんはもちろん嬉しいでしょうけど、私も嬉しいです。

今後は人目を気にすることなく、堂々と温泉にも入れますね。

もう一つ同じような刺青切除の症例をご紹介しましょう。

上の写真は背中の刺青切除の術前と１回目の術後１週間目です。

最初の症例に比べたら格段に小さいですが、それでも背中の左右におよび、

手術をする側は大変です。

上の写真は２回目の刺青切除の術前と術後１週間目です。

１回目の手術の約半年後です。

大きな刺青であればあるほど手術は大変ですが、手術が終了して

完全に刺青が無くなった時の喜びは例えようがありません。

本当に良かったですね。

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