薄着の時期になり、４月頃より増えてきた刺青切除希望の患者さん。

今回は刺青切除の手術の中でも苦労が多い（私にとってですが）

二の腕全周の症例を２回にわたりご紹介します。

全周にわたる刺青切除の場合、途中で何度も術野の位置や向きを

変えながら行わなければならないので、手術時間もかかり非常に苦労します。

また、横軸切開になるので、二の腕に対して縦に入った刺青の絵柄を

切除するより、皮膚の伸展性が悪い分なおさら苦労します。

上の写真は二の腕全周の刺青切除の術前と１回目の術後１週間目です。

肘近くの部位なので皮膚の伸展性は良くありません。

上の写真は刺青切除の２回目の術後１週間目です。

１回目の手術から１年以上経過していますが、それでも術後はパンパンです。

所々内出血していますが、あと１週間も経てば完全に消えてしまいます。

二の腕、指、足首の場合、ブレスレット、リング、アンクレット的な絵柄も

決して少なくありません。

でも、取り除くのは大変です。

今回の症例の場合、よく完全に取り除けたと思います。

完全に無くなって、本当に良かったですね。

横浜美容クリニック