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2022.11.22
刺青除去(足の甲) (画像あり)
刺青除去手術の場合、皮膚の伸展性の良し悪しが大きく影響します。
つまり、皮膚の伸展性が良い部位は、手術しやすく、比較的大きな刺青でも取り除く
事が可能な場合が多いですが、皮膚の伸展性が悪い部位は、小さな刺青でも
切除不可能な場合もあります。
そして、皮膚の伸展性が悪い部位の代表が足の甲です。
患者さんとのやり取りで、「刺青の部位はどこですか?」
「足の甲です」(患者さん)。 「う~ん・・・・}(私)
思わずうなってしまうことが多いです。
皆さん、ご自分の足の甲の皮膚を指でつまんでみてください。
つまみにくいと思います。
つまり皮膚の伸展性が非常に悪い部位なのです。
今回の症例も足の甲で、しかも左右1か所ずつある刺青です。
上の画像(写真)は右足の甲の刺青除去の術前と術後1週間目です。
当院では、刺青除去の手術はほとんどの症例で皮下縫合だけで行います。
表面は縫わないので、縫い跡が付きません。
何とかギリギリで、1回の手術で取り除くことが出来ました。
他の部位であれば、余裕で取り除けます・・・
上の画像(写真)は左足甲の刺青除去1回目の術前と術後1週間目です。
この大きさになると、1回の手術では取り切れません。
上の画像(写真)は2回目の左足甲の術前と術後1週間目です。
1回目の手術より約2か月後に2回目の刺青除去の手術を行いました。
これで、何とか両足ともに完全に刺青を取り除くことが出来ました。
レーザー治療と異なり、傷跡は残りますが、刺青が入っていた形跡が全く
無くなるのが刺青除去の大きな利点です。
でも、足の甲だけは、刺青を入れない方が良いですよ。
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