大人にきびの原因は、生活習慣やストレス、お化粧など・・・

ニキビ（にきび）が出来る原因は「皮脂の過剰分泌」と「毛穴の閉塞」です。
皮脂の過剰分泌により毛穴がつまり、中に溜まった皮脂を栄養にしてアクネ菌（にきび菌）が繁殖することが原因で生じます。
思春期のニキビ（にきび）は、成長期における一時的なホルモンバランスの乱れによる皮脂の過剰分泌が原因と考えられています。従って成長期を過ぎると自然に消退するのが普通です。
これに対して大人のニキビ（にきび）は、生活習慣やストレス、環境の変化、お化粧などが原因となりニキビ（にきび）が生じます。様々な治療を行っても改善しにくいのが特徴です。

薬でアクネ菌を退治するでなく、アクネ菌の繁殖を防ぐ肌に改善

上の図のようにニキビ（にきび）は毛穴がつまって角栓で蓋をした状態と、アクネ菌によって炎症が起きた状態が混在したものであると考えます。他に角栓によって皮脂が溜まり肌表面にポツンと白い膨らみが見えることがあります（白ニキビ）。
これは炎症を起こす前の段階です。ただ単に抗生物質を投与するだけの画一的な治療だけでは改善しません。

1. 1.サリチル酸マクロゴールのピーリングにより角質を溶かし角栓も取り除きます。

   毛穴の詰まりを無くすことによって、アクネ菌が繁殖するのを防ぎます。
   つまりは炎症性のニキビ（にきび）「赤にきび」への移行を（悪化するのを）防ぐわけです。
   同時にサリチル酸マクロゴールの美肌、美白作用によりニキビ跡の色素沈着も薄くなります。

2. 2.サリチル酸マクロゴールにより角質が除かれた肌にニキビ治療の有効成分（高濃度ビタミンC、プラセンタエキス）をイオン導入します。

   ただ塗布するだけではなかなか皮膚深部に浸透し難い有効成分を電気的な力を利用して浸透させる方法です。特にサリチル酸マクロゴールのピーリングで角質が無くなった後はさらに浸透しやすくなります。

3. 3.炎症を起こして化膿しているニキビ（にきび）通称「赤ニキビ」には、別の対処をしなければなりません。

   悪さをしているアクネ菌をやっつけなければならないわけです。
   そこでダラシンゲル（１％リン酸クリンダマイシンゲル）を「赤にきび」の部分だけに塗布します。ダラシンゲルは２００２年７月に承認された、菌を殺す抗生剤が入った塗り薬です。 これで「赤にきび」は消退します。

4. 4.ニキビ（にきび）が治った後も、赤い跡として残ることも数多く見られます。

   この赤いにきび跡（ニキビ跡）に対しては微小血管によく吸収される「ジェネシス」（ロングパルスヤグレーザー）の照射が非常に効果的です。

顔だけでなく、背中のニキビにも有効

• 治療開始前

  

  赤ニキビと色素沈着が混在しています。

• 治療開始3回目

  

  赤ニキビが減ってきました。

• 治療開始6回目

  

  色素沈着が目立たなくなりました。