【切らない目の下の脂肪取り（くま取り）】
＊本人の希望
目の下の膨らみを取りたい
＊施術概要
この方は５０代ですので、本来であれば切らない目の下の脂肪取り（くま取り）ではなく、目の下のタルミ取りの手術が適応になる方です。
何故なら、５０代ともなると、眼窩脂肪の要素よりも弛みの要素の方が大きくなるからです。
タルミの要素が大きい方に、脂肪だけを取り除く「切らない目の下の脱脂術」を行うと、タルミはそのままで中身の脂肪だけが減るので、皮膚がシワシワの弛んだ状態になってしまいます。
上記のことをお話ししたうえで、本人が納得して脱脂術を希望されたので、切らない目の下の脂肪取り（くま取り）の手術を行いました。
予想通り、術後は目の下がシワシワになりましたが、本人は満足されています。
疲れたクマっぽい印象が無くなったからです。
でも、この方に目の下のタルミ取りの手術を行っていたら、もっとキレイになっていたと思います。
＊リスク、その後の経過
術後は人によって内出血することがあります。
内出血は７日前後で無くなります。
また、内出血した部分が多少腫れることがありますが、これも２週間～１か月で引いていきます。
傷は皮膚の表面にはつきません。
目の下の皮膚にたるみがある方にこの手術を行ってしまうと、シワが増えることがあります。
＊日常生活
傷の部分は結膜側（粘膜側）ですので、縫合はしておりません。したがって抜糸や通院も必要ありません。
洗顔、お化粧、コンタクトレンズの装着は、翌日（２４時間後）から可能です。
入浴は翌日より可能ですが、長湯は控えて下さい。
運動、飲酒は１週間後から可能です。