【二の腕の刺青除去】【タトゥー除去】【女性】
＊施術概要
この方の刺青は二の腕全周の大きなものでした。
全周にわたる刺青は、手術中に途中で腕の位置を変えて行わなければなりません。
当院での刺青除去の中で、最も苦労した症例です。
全周の刺青なので、手術は横軸切開で行いました。
４回に分割して行い、何とか全て取り除くことが出来ました。
写真は二の腕の表側の写真と裏側の写真とに分けて掲載しています。
一番上の写真は刺青除去の術前と１回目の抜糸直後のものです。
２番目の写真は２回目の手術の抜糸直後と３回目の手術の抜糸直後のものです。
一番下の写真は術前と４回目の手術の抜糸直後のものです。
裏側の写真も上記と同じ経過です。
これだけ大きな刺青をよく取り除くことが出来たと思います。
しかも横軸切開なので、縦軸に比べて皮膚の伸展性は悪いです。
傷跡は今後日にちの経過とともに目立たなくなっていきます。
＊リスク、その後の経過
術後しばらくは、ツッパリ感がありますが、徐々に消失していきます。
傷跡は、通常日にちの経過とともに目立たなくなっていきますが、傷跡の目立ち方は個人差があります。
大き過ぎる刺青は手術不可能な場合もあります。
＊日常生活
通院は３日後のガーゼ交換と１週間後の抜糸の２回です。
シャワーは翌日より可能ですが、入浴は１週間後から可能です。
飲酒、運動は１週間後から可能です。
複数回に若手行う場合、術後２か月目に経過の診察を行います。この診察によって、
次回の手術の日程を決定します。