院長によるフェイスリフトの症例解説

フルフェイスリフト＋目の下脱脂術の症例（30代女性）

この方は年齢の割に頬のタルミが多い方です。
年齢の割に頬のタルミが多い場合、原因は二つあります。
一つ目は急激なダイエットや心労などで、急速に痩せてしまった場合。
二つ目は元々皮膚が薄くて柔らかいタイプ、つまり西洋人のような肌質の場合です。
この方は二つ目のタイプになります。

右の写真は術前のものですが、30代にしてはマリオネットラインが既に出現していますし、頬の皮膚が下垂してフェイスラインが崩れています。
通常30代であれば、頬の皮膚の弛みはじめなので、ミニリフトが適応になるのですが、既にマリオネットラインの出現、フェイスラインの崩れが大きいので、フェイスリフトを行いました。
年齢を考慮してSMASは上部への一方向へ軽く引き上げました。
皮下の剥離範囲は基準通り行い、リガメントの処理も咬筋皮膚までしっかり行いました。

上の写真はフェイスリフトのファイスライン部の術前と術後です。
フェイスラインのだぶつきが目立たなくなり、スッキリしたと思います。
この方のお顔の皮膚は、引っ張ればいくらでも伸びそうな非常に柔らかい皮膚です。
でも、引き上げ過ぎてしまうと不自然になるので、自制心を保ちながら手術しました。

実はこの方のお顔で、もう一つ気になる部分があります。
目の下のくまっぽい膨らみのせいで、疲れている印象が目立ちます。
もう一度、最初の術前の写真をご覧ください。お分かりになると思います。

目の下の膨らみに関しては、タルミの要素は少ないので、切らない目の下のくま取り、（切らない目の下の脱脂術）（経結膜脱脂術）を行いました。
くまっぽい膨らみが無くなり、目元の疲れた印象が劇的に改善しました。

上の写真はフェイスリフトと切らない目の下の脱脂術の術前と術後です。
マリオネットラインが目立たなくなり、フェイスラインがスッキリ細くなりました。
でもせっかく若返っても目元が疲れた印象では、バランスが悪くなってしまいます。
経結膜脱脂術により目元の疲れた印象が無くなり、キレイに若返りました。 バランス良く若返ってこそ、キレイに見えるのだと思います。

その他のフェイスリフトの症例解説

フルフェイスリフト＋頬、あご脂肪吸引＋上まぶたタルミ取り＋目の下弛み取りの症例（60代女性）

この方は年齢の割にはタルミが少ない方です。
術前のお顔を診ても、目の周りのタルミも少ないですし全体的にシワも少ない方だと思います。
一つだけ加齢を感じさせる部分があります。
口角部からアゴにかけてのマリオネットラインです。
頬のお肉のタルミが進行して下垂してくると、マリオネットラインが出現し、徐々に深くなっていきます。

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フルフェイスリフト（こめかみ＋頬＋首のたるみ取り）の症例（60代女性）

この方は全体的に皮下脂肪が多く、その分重みで下垂が大きい症例です。
写真は術前のものですが、加齢現象を表している部分が２か所あります。
一つ目は目の周りのタルミ、もう一つは頬からフェイスラインにかけてのタルミです。
そして、それぞれが同じ施術では改善しません。

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